てるみくらぶの粉飾決算はなぜ起きた?監査や内部統制は機能せず?

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「てるみくらぶ」が経営破綻した問題で

衝撃の事実が発覚しました!

なんと少なくとも3年前から赤字に陥った可能性があるにもかかわらず

黒字に見せかける決算書を作り

経営実態を偽って事業を続けていたことが判明!

つまり粉飾決算を行っていたということですね!

経理マンの立場としては今回の報道で気になったのが、、

なぜ粉飾決算が起きたのか!?

監査や内部体制(チェック機能)はどうなっていたの!?

ということで今回は、

「てるみくらぶ」の粉飾決算が横行してしまった

理由(なぜ見抜けなかったのか)について!



「てるみくらぶ」の粉飾決算が起きた理由!

さっそくですが株式会社「てるみくらぶ」が粉飾決算を行っていた理由や

それを防止できなかった背景について!

今回の報道によると

てるみくらぶは直近の決算において

1億1000万円の黒字計上に対し

実際は15億円以上の赤字を計上しており

その差はなんと16億円以上も利益を架空計上(粉飾)

していました。

この時点ですでに74億円程度の債務超過に陥っており

その経営状況は非常に苦しいものでした。

こうした不正が起きてしまう原因は

往々にして経営者が意図的に業績を

良く見せいようとするマインドから生じてしまうものです。

しかし問題は、なぜこれらの不正を外部のチェック機関等が

見抜けなかったのかという点です。

これはおそらく

外部の監査人(公認会計士、監査法人)はおろか

内部でのチェック機能が全く機能していなかった点が

問題の原因であると考えられます。

当然、てるみくらぶの社内にも

会社の業務をチェックする機関があるはずですが

チェック側もグルになって

組織的に会計不正に加担した

というのが可能性として一番高いといえます!

同様の事例は昨今話題の東芝でも起きていますね。

東芝の場合は、新日本有限責任監査法人という外部監査機関がついていたにもかかわらず

不適切な会計処理を見抜けなかった(あるいは正せなかった)ということで

金融庁より監査人に対して業務改善命令が出されるまでに至っています。

今回の「てるみくらぶ」のケースについては

会社の規模等も大きく異なるため一概に東芝のケースは当てはまらないかもしませんが

「粉飾決算」問題の根源は同じところにあると言えます!

また「てるみくらぶ」は業績悪化を隠すためか

社員80人に対して50 人の新卒採用者に内定を出すなど

人事面においても不可解な活動を行っていることがうかがえます。

(参考に以下の記事もご参照ください)

参考:「てるみくらぶ」が新卒採用で50人も内定者を出した理由とは?

 

まとめ

私もかれこれ5年以上経理の職についておりますが

やはりこのような会計上の不正が横行している状況に対して

非常に残念な思いを隠しきれません!

東芝問題で大きく話題となった不正会計の問題ですが

まだまだそのチェック体制であったり

防止策については検討の余地が多々あるということですね!

今回の件については観光庁が主導となって

調査を行うとのことですが、

観光庁だけではなく金融庁なども入って

調査を進めるべきだと強く考えます!

いずれにせよこのような会計不正の真相が早く解明され

今後の再発防止が一刻も早く構築されることが求めれますね!



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